「死にたがりビバップ」について(2)

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以前も言ったけど、ぼくは映画がけっこー好きである。

だからライトノベルを書くときもよく映画を参考にしている。なんで映画を参考にしているのかというと、その方がかっこいい気がするからだ。「映画を参考にしてるんですよ」ってドヤ顔で言うとモテそうな気がする。

例えば「バッカーノ!」はガイ・リッチー監督の「snatch」とか「Lock Stock and Two Smoking Barrels」をモデルにしてるとか聞いたことがある。実際に「バッカーノ!」はかっこう良かったし、作者はきっとモテただろう、と思う。

 

「死にたがりビバップ」もある映画をモチーフにしている。勿論、その映画と比べて大変馬鹿な話になり、登場人物も大変馬鹿になった。

しかしなんといってもぼくは映画に憧れる、イキリスタイルを貫きたかった。こんなアホみたいな作品を書きながらイキリスタイルを貫かねばならんと信じていた。

 

イラストレーターの前屋進さんに、キャラクターデザインのイメージを伝える際にぼくがとった手法は「映画俳優の写真を送る」というものだった。

「主人公は絶対にエイドリアン・ブロディみたいな感じがいいです」

「このキャラは、あの、トレインスポッティグのシックボーイみたいにしてください。これです! これ!」

前屋進さんはぼくのイキリスタイルを「ハァ〜〜〜???」と思いながら、しっかりと答えて、そしてぼくのイメージをはるかに超える素晴らしいキャラクターデザインを提案してくださりました。本当にその節はすみませんでした。ありがとうございました。

 

本文中にもぼくの映画の趣味を散りばめた。勿論、ぼくの映画の趣味は偏っているし、こんな無理やり映画の趣味を混ぜるな、と言いたいものばかりのはずである。

でもなんだか映画好きの人にもちょっとクスッときてほしいな、とそういう思いがある。

どんな趣味の人にも広く受け入れられるライトノベルを目指して書いた。だからどんな趣味の人にもとりあえずちょっとだけでも読んでほしいなと思う。

 

しかし

 

「ああ、童貞なんて糞食らえだ」

 

なんて本文にあるような作品が、どんな人にも受け入れられるのかは謎である。

 

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そういえばディズニーランドに行ったんですよ。生まれて初めて(うさぎやすぽん 23歳)。母と姉と(うさぎやすぽん 23歳)

チップとデールってめちゃくちゃ可愛くないですか?