レモネードのド、コーヒーのヒー
なんかいい構図の写真。
毎日生きてると楽しいことも面白いこともある。
木曜日は飲み友達が大阪に去るということ最後に挨拶をしに行くことになった。
ぼくはふらりと花を買うことがかっこいいと思ってる。だからふらりと花を買って贈ろう、そうすればぼくはかっこいいはずである、と自分が加瀬亮になったイメージで花屋に向かった。贈る相手は男だけど。
だって女の子に花を贈るって難しいやん。
なんかの漫画で「花を貰って喜ばない女の子はいない」とか聞いたことがある気がするし、BLUE GIANTにも「私、お花だーいすき」というセリフがあってそこでうるうるした記憶がある。
でも実際花に興味はない女の子はいるだろうし、だいたい好きでもない男に花を贈られるってけっこーしんどいと思う。
でもぼくは女の子に花を贈るシチュエーションが好きだしそんなことができるようになりたい。これはPOPEYEの読みすぎである。
バイトが終わって21時。いそいで神保町から吉祥寺に向かう。22時ぐらいになったかな。東京を去る友人はなかなか来なくて、別の飲み友達と待ちながら「あいつなにしてんのや」とビールを飲んでいた。疲れていたからか、ビールはすぐなくなった。
しゃあしゃあと女の子を引き連れて友人はやって来て「くそやくそや」と汚い言葉で罵りあった。別れのムードがまるでない。
花を贈ったときの反応はこうだった。
「お前、女の子に贈れや!」
至極当然の反応である。けらけら笑った。
そしてぼくはこの人は絶対に泥酔して花を忘れて帰るに違いない、と思っていた。オチとしては完璧である。むしろそうなってくれ、と思っていた。
しかし友人はちゃんと持って帰った。いいとこあるな、と思っていたら、その花をその日の宿に忘れて来たらしい。別の友人が花を家に飾ってて笑った。
花を買うとなんだかいつもいいことがある気がする。こうやって笑い話ができるのも、花のおかげである。